 
		eyecatchバックナンバーVOL05
患者さんと医院をつなぐフリーペーパー
web版掲載にあたり、eye catchを再編集しています
 
				
			
加齢黄斑変性は老化に伴う網膜の疾患です
 
			
加齢黄斑変性は老化に伴う網膜の疾患で、高齢者の失明原因のひとつです。
				2005年 厚生労働省「わが国における視覚障害の現状」より
			

				網膜の中心部が悪くなるので、視野の中心が見えにくくなります。
				大きな出血がおこれば、さらに見えにくい範囲が広がります。
			
 
			
				変視症
				ものがゆがんで見えます。
			
				中心暗点
				見ているものの中心が欠けて見えません。
			
				視力低下
				見たいものがはっきり見えません。
			

				加齢黄斑変性は非常に治療が困難な疾患で、従来様々な治療方法が試みられてきましたが、決定的な治療方法はありませんでした。
				最新の治療方法である抗VEGF療法(ルセンティスなど)が唯一の有効な手段だと考えられています。
				一度なってしまうと治療が困難な病気なので、日頃の生活習慣で予防していくことが大切です。
			

				→加齢黄斑変性チェックシート
				片目でマス目の中心を見たときの見え方で、加齢黄斑変性のチェックが出来ます。
			

ルティンにビタミン・ミネラルなどが加わったサプリメントの補給などが有効です。

例:サンテ ルタックス15
- 各成分の含有量と配合バランスにこだわった高品質な栄養補助食品です。
- 3粒でルティン15mgを補給できます。
- ルティンのほか、健康維持のために大切なビタミンC、ビタミンE、亜鉛、銅をバランスよく補給できます。

日帰りでできる白内障手術

				白内障は目の中でレンズの役割をする水晶体が濁る病気です。
				主な原因は加齢のため、特別な原因がなくても誰にでも起こります。
			


眼内レンズには大きく分けて単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。
 
				| 単焦点レンズ | 多焦点レンズ | |
|---|---|---|
| 見え方 | 良い ピントが合う1点はとても良い | 良い ピントが少しあいまい | 
| ピントが合う距離 | 一つ | 複数 | 
| 保険適用 | 保険適用有り | 保健適用無し | 

日中は裸眼で過ごせる視力矯正

				オルソケラトロジーは、眼鏡や日中コンタクトを装用することが面倒という人に最適です。
				また、日中は裸眼で過ごせるので、激しいスポーツやダイビング、格闘技などをする方に特に向いています。
			

厚生労働省のガイドラインでは、原則20歳以上とされていますが、海外では近視抑制効果があるとされていることもあり、20歳未満でも積極的に装用されている国もあります。
				当院で扱っているオルソケラトロジーは、厚生労働省の認可が下りたオルソケラトトジーを使用しています。
				興味のある方はスタッフまでお尋ね下さい。
			

大宮駅西口分院は日曜日も診察しています。
大宮駅西口分院は、本院の休診日(水曜、日曜)も診療を行っています。
				※現在は宮原眼科大宮クリニックとして拡張リニューアルし、休診日、受付時間とも変更となっています。
				詳しくは宮原眼科大宮クリニックのサイトをご覧下さい。
			




宮原眼科医院 院長 成瀬才源
					今回の特集のひとつめは、加齢黄斑変性の予防についてです。
					すでにテレビなどでたくさん取り上げられていますので、ご存知の方も多いかと思いますが、加齢黄斑変性は一度発生すると極めて治療が難しく、悪くすると失明の可能性もある恐ろしい病気です。
				
					当院では最新の治療方法である抗VEGF療法を行っておりますが、最も重要なのは早期発見・早期治療です。
					そして、さらに一歩進んで言えば、加齢黄斑変性にならないための予防が重要です。
				
					日常生活で気をつけられることについては紙面上で詳しく触れていますが、加齢黄斑変性の予防にはルティンの摂取が特に有効です。
					日々の食事の中できちんと摂取できれば一番よいのですが、やはりなかなか難しいので、サプリメントなどの利用も有効です。
				
					特集の二つ目は、白内障手術における多焦点眼内レンズです。
					従来、白内障手術で使用される眼内レンズは一カ所にのみ焦点を合わせられる単焦点レンズでした。
					しかし、白内障手術をした後でも元のように遠くも近くも見えるようになりたいというニーズは高く、眼内レンズメーカー各社もこれまで様々な試行錯誤を繰り返してきました。
				
そして最近になって、術後満足度が非常に高い多焦点レンズが発表され、一般にもこの技術がりようできるようになりました。
					ただし、一つだけ問題があります。
					厚生労働省はこの技術を「高度先進医療」として認可していますが、現在のところ保険適用については認められていません。
					新しい優れた技術ではありますが、従来の単焦点レンズとどちらを使用して手術を行うのか、選択肢が増えた分悩ましいところではあります。
				
					白内障手術をお考えの際は、どうぞご遠慮なく担当医師にご相談下さい。
				







