花粉症
春に目のかゆみや目やに、充血などを起こす、「花粉症」についての解説
日本気象協会による2023年 春の花粉飛散予測(第2報)が発表されています。
2023年 春の花粉飛散予測(第2報)概要
- 飛散量は九州〜東北で前シーズンより多く、特に四国・近畿・東海・関東甲信で非常に多い予想
- 飛散開始は例年並み。九州から関東で2月上旬からスタート
- 現地調査の結果、スギ花芽の着花量が多い
1.花粉症とはどのような病気なのか
→ 花粉に過敏に反応するようになって起きるアレルギー性疾患です。
花粉症は、体内で作られる花粉の抗体が許容量を超えると、花粉に過敏に反応するようになって起きるアレルギー性疾患です。花粉が目や鼻の粘膜に接触することでアレルギー症状が現われます。
今は花粉症でなくても、昨年の花粉で抗体が許容量の限界にきている可能性もあり、花粉が少ないからといっても油断は禁物です。
2.花粉症の症状(および花粉症が疑われる症状)
→ かゆみ、充血、目やになど。
目の周辺のかゆみ、充血、目やに、涙目などの症状が多くの人に見られます。
「アッカンベー」で見えるまぶたの裏の部分は結膜です。結膜は、涙と結膜から分泌される物質でいつもぬれていて、角膜の保護と眼球の動きを滑らかにするという重要な役割をはたしています。ところが、この部分は花粉等がくっつきやすく、アレルギー反応が起きやすくなります。
まぶたの腫れ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻の症状や、のど、気管支、胃腸の症状、全身の倦怠感や発熱が見られる場合もあります。
3.花粉症になった場合(または疑われる場合)の対処法
→ 花粉をよせつけないように
症状を起こさないためには花粉をよせつけないことが大切です。
- マスクやゴーグル型のメガネを使用しましょう。
- 花粉が付着しやすいウール、毛布、などの使用は避け、すべりのよい生地の洋服などにしましょう。
- 外出から戻ったら、玄関の外で、髪の毛、洋服、持ち物についた花粉はよく払いましょう。
- 窓の無用な開閉はやめましょう。
- 干した布団や洗濯物は、花粉を払い落としてからとりこみましょう。
- 部屋の掃除は、隅々までこまめにていねいにしましょう。
- 規則正しい生活を心がけ、バランスのとれた食生活に改善し、たばこ、お酒の摂取は控え目にしましょう。
- 日々の花粉情報をこまめにチェックし、場合によっては外出を控えましょう。
- きれいな水で目を洗うのも効果的です。
※花粉情報について
花粉の飛散量予測や飛散状況などについては随時公表されていて、環境省などのホームページで確認することが出来ます。
外出時などには事前に確認しておくとよいでしょう。