eyecatchVol06 ひとみクイズの答えと解説
eye catchは当院が発行している「患者さんと医院をつなぐフリーペーパー」です。
Q1 コンタクトレンズを発明した人は誰でしょう?
1.アルキメデス 2.レオナルド・ダ・ヴィンチ 3.エジソン
答え:2.レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダヴィンチは言わずと知れたルネッサンス時代の天才画家であり、同時に発明家でした。
有名な「モナ・リザ」や「最後の晩餐」はどの作者ですね。
ダヴィンチはなんと、コンタクトレンズの原理を発明したと言われています。
もちろん、ダヴィンチが発明したのは、現在のコンタクトレンズのようなものではなく、「容器に水をはってその中に顔を入れてものを見ると、目が悪くても、物がよく見える」といった、あくまで原理的なものでした。
ソフトコンタクトレンズ
それから、400年以上の時を経て世界で始めてのハードコンタクトレンズが誕生しました。
その後、ソフトコンタクトレンズが発明され、研究や改良が続けられて現在に至ります。
ちなみに。
選択肢はいづれも、歴史的な天才たちで、アルキメデスは古代ギリシャの数学者、物理学者で 円周率の近似値を計算したりしました。
エジソンはご存知のとおり、1900年代にアメリカ合衆国で活躍した発明王で、電球や蓄音機が有名ですね。
これからコンタクトレンズを作ってみようとお考えの方はこちらの「初めてのコンタクトレンズ」ページもご覧下さい。
Q2 日本での失明原因の1位は糖尿病網膜症ですが、世界では?
1.近視 2.コンタクトレンズによる眼障害 3.白内障
答え:3.白内障
「えっ?白内障って失明するの?」
当院での白内障手術の様子
当然そう思いますよね。
日本では、白内障は手術すれば治る病気と考えられており、失明の原因の一位になるような怖いものだという認識はないと思います。
しかし、世界的に見ると発展途上国など白内障治療後進国では、常に失明の第一位になっています。
日本における白内障の治療技術は、世界的に見ても極めて高水準であり、当院にも海外からわざわざ白内障手術のためにやってくる患者さんもいらっしゃいます。
白内障だけでなく、眼科領域における日本の技術水準は高く、眼の医療についてはとても恵まれた国であると言えるでしょう。
選択肢のコンタクトレンズによる障害は、使用者が増えてきていることもあり、年々増加傾向にあります。
カラーコンタクトレンズ使用者には重篤な角膜障害の発生率が高いというデータがあり、コンタクトレンズの使用にあたっては、定期検診などをしっかり行っていくなど、十分な注意が必要です。
近視も近視性黄斑症、網膜剥離、など、重篤な疾患をもたらす場合があるので、重度の近視の方は、症状がなくとも、定期的な眼底検査をおすすめします。
当院では日帰りで実施している、「白内障手術について」のページもご覧下さい。