OCT(光干渉断層計)
OCT(光干渉断層計)による黄斑浮腫や黄斑円孔の診断と治療例
OCT(光干渉断層計)
当院で導入した、OCT(光干渉断層計)は、スペクトラドメイン方式によるスピーディー・高画質・高解像度OCT画像を得ることができる眼底3次元画像解析装置です。
黄斑浮腫の例
黄斑浮腫治療前
例えば図1Aは、黄斑浮腫を断層撮影した一般のOCTと同じ画像ですが、図1Bは立体解析を行ったものです。網膜が山のように異常に膨らんでいるのがわかります。視力は0.4と不良でした。
図1A.通常のOCT画像
図1B.立体解析画像
黄斑浮腫治療後
治療後の画像です。図2A、図2Bに示すように網膜の膨らみ(浮腫)は軽快して正常に近い状態に回復しています。視力は1.2に回復しました。
図2A.治療後のOCT画像
図2B.治療後の立体解析画像
黄斑円孔と偽黄斑円孔の例
偽黄斑円孔
図3A、図3Bは、黄斑上膜に伴う偽黄斑円孔、図4A、図4Bは本物の黄斑円孔。
両者の鑑別は時に困難な場合がありますが、OCTで観察すれば一目瞭然です。
図3A.偽黄斑円孔
図3B.偽黄斑円孔:立体解析画像
黄斑円孔
図4A.黄斑円孔
図4B.黄斑円孔:立体解析画像